さよなら資本主義

by AcidSugarCublic

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薬缶に水を入れて火にかけて暫くするとケトルが笛を吹き散らしてヌードルの入ったカップにお湯を注ぎ能動的三分間を待っていると2分30秒あたりで蝿が目の前を旋回して不快。俺は蝿の行き先を予測しようとカップからの湯気、ヒーターからの熱風、蛍光灯の光、蝿の羽の音の変化、空間の空気のゆらぎなどを感知し頭の中で計算し動きを読もうとするが全くもってわからん。
こんな蝿の動きを予測しようとする行為から何故かウォール街だとか証券取引所だとかを連想する。数字が飛び交い常に計算が行われる世界。マイクロ秒単位で世界がひっくり返る世界。透明な蝿の行方を予測。
封建制の網目から飛び出した余剰生産物によって商品を交換するための都市が生まれる。この時の経済にはまだ物語があった。そして十字軍の遠征によって貨幣経済が流れ込み絶対王政と東インド会社が貿易で収益をあげて羊の毛を作るために農民は農地を奪われて労働者になり資本家が生まれる。はい資本主義の出来上がり、ヌードルも出来上がる。
ウォール街のウォールは1652年にオランダ西インド会社がインディアンやイギリス人の攻撃を防ぐために木材で作った防護壁が由来だと言われている。しかしその壁は1699年に実際の戦闘では使われずに解体された。1792年に材木の取引所が開設されこれがニューヨーク証券取引所となった。20世紀以降みえない壁が乱立しウォール街では資本主義という幽霊が歩き回る。ITバブル崩壊からサブプライムローンからリーマンショックから世界金融危機へと透明な壁がドミノみたいに倒れていく。
ヌードルをすすりながら俺が想うのはもし通貨の単位が音楽になったらどうなるだろう?ということ。そんな風にして2015年最初の曲をつくった。

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released January 16, 2015

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